小児用肺炎球菌ワクチン

 今年の11月1日から小児用肺炎球菌ワクチンが13価になります。13価の「価」って何のことかわかりにくいと思いますが、簡単にいうと13種類ということです。肺炎球菌には全部で93種類の仲間がいますが、そのなかで髄膜炎を起こしやすい13種類を選んでワクチンにしたということです。今、接種している7価のワクチンの効果は約7割ですが、13価になると約9割に増えます。つまりこの13価のワクチンをきちんと接種すれば10人中9人は肺炎球菌による髄膜炎などの重症感染症を防ぐとことができるということです。だったら7価を接種するのをやめて、13価ができるようになるまで待つということをふつうは考えると思いますが、それはお勧めしません。特に追加接種は1歳2か月までに済ませてください。追加接種は免疫を長続きさせるのに非常に重要であり、追加接種せずに待っている間にかかってしまう恐れがあるからです。そして8週間あけて13価の接種を1回だけ自費(本来なら国が負担すべきことだと思いますが)で受けられることをお勧めします。この13価ワクチンの自費接種は、1回だけで効果があり、7価の追加接種が済んでいる6歳未満のお子さんが対象になります。(岡藤隆夫)